真綿八寸帯「MEBAE」
製作者：藤田織物
ふわりとした真綿を織り込みながら作り上げる京都西陣にある手織りの織元が表現するモダンでキュートな帯。後ろ姿は印象的に前帯は帯締めを邪魔することなくすっきりとしたデザインに惹かれます。
本場結城紬 織八寸帯
「横段グラデーション」(高機)
製作者：結城 龍田屋
真綿から紡いでつくる無撚の糸。それを一織一織丁寧に織り上げる。すべてが手作業ゆえの程よい固さとしなやかさで、驚くほど軽く締めやすい。結城の真綿糸の持つ糸味は何気なく身につけてこそ凛とした佇まいを感じます。
バティック九寸名古屋帯
「爽風」
製作者：手描きジャワ更紗Reisia
インドネシアの伝統的なジャワ更紗の文様を染めた帯。手織りシルクにチャンティンで蝋付けをしています。無地部分を白くするため、葉脈の１本１本花弁の模様一つひとつを残しながらすべてに蝋を置いていく繊細な手仕事が美しい。
型染九寸帯
「トルコの壁画」
製作者：小紋・廣瀬（廣瀬染工場）
江戸小紋の型染めの中でも遊びのあるのびのびとした柄を紬地に染めた帯。シンプルに柄を楽しむようにグレーベージュ色のみで染めています。代々受け継がれてきた何千という希少な型の中から選びました。
染九寸帯「青い鳥」
製作者：甲斐凡子（フォリア工房）
気品と格好良さが絶妙に表現された夜空に舞う幸せの青い鳥のイメージ。紺碧の碧色地は落ち着いた艶やかさを、ロウむらの掠れた雲に挿す金色の輪郭と鳥を縁取る銀色の線は、奥行を醸し出しています。
バティック半幅帯「青の丸紋」
製作者：手描きジャワ更紗Reisia
一つひとつチャンチンという道具で蝋を置くことで独特の表情となるバティック。古くからの変わらない伝統的な意匠に凛とした強さと品格があります。帯の結び方のバリエーションが楽しめるように１点ずつデザインされ染められています。
